サロンモデル

「道は絞らず、自分が好きなことを信じる」学生サロンモデル ” 栗坊 ” さんにインタビュー!


ヘアログのサロンモデルランキングで首位を獲得したモデルさんの魅力に迫るインタビュー企画。

今回は、税理士資格取得のため都内の大学に通う現在3年生の「栗坊。」さん。(以下、栗坊)
学業に励む中、空いた時間を利用しサロンモデル活動を行なっている彼女は、モデル活動を始めてまだ一ヶ月ほどにもかかわらずヘアログサロンモデルランキングでは堂々の一位を飾ってくれました。
多忙を極める中、なぜモデル活動をスタートさせたのか。きっかけは、ある美容師さんとの出会いでした。

彼女のサロンモデルに対する想いと、その魅力について迫っていきます。
 

道は絞らず、自分が好きなことを信じる

── 本日どうぞよろしくお願いします!栗坊さんは、現在大学3年生でいらっしゃるとお伺いいたしました。

 
栗坊
よろしくお願いします!はい、今は、都内の大学で税理士資格取得のために勉強をしています。サロンモデルは授業の前後や休日を利用してお仕事させていただいています。

── 税理士さんを目指してらっしゃるんですね。かなりお忙しいんじゃないですか?

 
栗坊
そうですね。実は来月にも大学の試験があって、その勉強も進めていかないとだめなんですけど、サロンモデルの撮影も入っており、スケジュール管理が難しくなってきています笑。

── こういっちゃなんですが、サロンモデルのお仕事をしている場合じゃないんじゃないんですか?笑

 
栗坊
そうですよね笑。サロンモデルを始めようと思って、試しにヘアログさんに登録したのが約1ヶ月前なんですが、私自身こんなに依頼が来るとは想像していなくて、予想以上のご依頼の数にびっくりしていました。でも、私にとってサロンモデルのお仕事もとても大切なものなので、両立させていけるよう頑張っていきたいです。

── サロンモデルのお仕事も大事にされてるんですね。

 
栗坊
道は絞らずに進んでいきたいと思っています。色々と考えることはあるのですが、今勉強している、会計や経営の知識を活かしながら、いろんな方向に進んでいけたら楽しいのじゃないかと思っています。会社経営に携わったり、サロンモデルをしたり、自分の好きなことを信じて前に進んでいきたいですね。

ALBUM「NOBU」さんとの出会い

── サロンモデルを始めたきっかけは何ですか?

 
栗坊
以前、ALBUM(アルバム)という美容室でプロデューサーをされているNOBU(ノブ)さんに施術をしていただいたことがあるんですが、その時にセミナーのモデルをお願いできないかと直接相談されたことがきっかけです。

── すごい!急なお誘いにびっくりされたんじゃないんですか?

 
栗坊
かなりびっくりしましたね笑。
NOBUさんに施術していただいている間に、私のことを「髪質的に扱いやすいく、サロン受けする顔立ち」だと褒めてくださったことも、サロンモデルというものに興味をもつようになりました。セミナーのモデルはその場でお引き受けさせていただきました。でも同時に、撮影までに自分なりに頑張らなきゃというプレッシャーもあって、経験を積まないとだめだと思い、ヘアログさんに登録して活動をさせていただいております。

── そんな素敵なきっかけがあったんですね。

 
栗坊
そうですね!ヘアログさんに登録するときなんですが、自分の写真を載せようと探していた時に、自分の写真が全くといっていいほどないことに気づいたんです。数枚あったとしても凄まじいほどの変顔ばっかりでした笑。私は写真がとても苦手で、自分の顔もそんなに好きではなく、普段、写真を撮られたくない人なんですよね笑。

── なんで変顔ばかり撮ってるんですか?笑

 
栗坊
真面目にとると誤魔化せないじゃないですか?笑
変顔だとある種の保険といいますか、”変顔だとしょうがないよね”みたいなところもあって、逃げに転じていましたね。その分、変顔のクオリティを上げようと頑張っていましたが笑

── 撮影を経験していくことで少しずつ変化は感じますか?

 
栗坊
撮影には少しづつ慣れてきて表情を作るといったことも少しずつ出来てきたのですが、プライベートで集合写真を撮るときとかは、まだまだ抵抗がありますね。サロンモデルの作品撮りは「役に入り込む」とか「表現する」みたいなのが主体かと思いますけど、集合写真とかはナチュラルな笑顔で撮らないといけない……なんだか「変だなっ」て思っちゃいますね笑

── ご友人など周りの方からの印象も変わってきたりしましたか?

 
栗坊
実は、最初周りからはあんまり快く思われていなかったんです。こういう仕事をしていることを伝えても、「すごい!」とは言ってくれつつも、インスタで写真をアップすると、「そんな自分の顔に自信があるの?」「何かっこつけてるの」みたいな”ただならぬ雰囲気”を感じていました。でも、そんな空気も割り切っていこうと決めて、自分の中で精一杯続けていくことで、それがだんだん周りにも伝わってきたのか、それこそヘアログさんでサロンモデルランキングの1位を取らせていただいたことで、お褒めのメッセージをくださったり、応援してくれる方も増えてきて、より一層身を引き締めて頑張れるなという気持ちになってきました。

「恥は捨てるべき」という答え

── 初めての撮影について教えてください。

 
栗坊
初めての撮影は、ナチュラルな雰囲気のお店でした。その時はメイクも髪も一からすべて作り上げる撮影でした。担当してくださった方はとても優しい方で、私は撮影に関しては初心者で緊張していることを伝えると、「大丈夫だよ、立っているだけでいいから」と、色々と緊張をほぐしてくださいました。
でも、本当に言われたそのまま立っているだけだったので、仕上がりを見ると目を覆いたくなるような作品になってしまったんです。顔は引きつっているし、めちゃくちゃ恥ずかしいし、勝手もわからないしと。。。
その時は特に金銭の発生しているお仕事でしたので、本当に申し訳ない気持ちになりました。それを機に次からは、絶対いい撮影、写真をとろうと決心しました。

── 少し苦い思い出だったんですね。栗坊さんはクールなイメージのお顔立ちだと思うんですが、そういう雰囲気の美容室から依頼されることが多いですか?

 
栗坊
同じ美容室でも、何種類かパターンを変えて撮らせてもらう時が多いので、美容室さん自体は結構ナチュラルだったりエレガントだったりするところが多いと感じます。
甘めの顔の方が多い中、私の顔はなかなかいない顔立ちみたいで、色々な種類の撮影をする中で、対比がつきやすいようです。
自分では、キツ目の顔でそれこそハーフに間違われることもあるので、ちょっとメイクをしただけで顔が濃くなってしまって、水商売をしている人に間違わられたり、クラブに通い詰めているような印象を持たれたりして、「治安の悪い顔」と言われます笑

── 治安の悪い顔って衝撃的すぎます笑

 
栗坊
ですよね笑。でも、最近撮影モデル以外にメイクモデルという形で資生堂さんのメイクアップスクールでのモデルをさせていただくことがあって、そこでは”こういうパーツの特徴あるから子供っぽい顔になる”というように、顔立ちの一つ一つのパーツから自分の顔の特性はどこに当てはまるかをジャッチしていくというものがあったんですが、自分の場合、目が結構つり目できつい印象を持たれるけど、目自体はそれぞれ離れていて子供っぽい印象も与える、でも鼻とか顔の輪郭が曲線がかっていて、女性らしさも備わっていると言われました。でも、私の場合パーツごとに違った特徴はあるけど、すべてがバランスを取って、上手く”相殺”していると言われました笑。理論的には、標準のど真ん中な顔立ちで特徴がない、ある意味いろんな種類の撮影に適用しやすい顔なんだとも思います。

── まさにサロン受けする顔立ちなんですね。

 
栗坊
私はあまりに掲載できる写真がなさすぎて、自室ですっぴんの写真を撮ってあげたこともあったんですが、これが意外と好評でした。すっぴん+加工もせずそのまま載せたんですが、美容師さんからすると、アレンジの方法とかイメージが湧きやすいらく、載せる側は少し抵抗はあるかもしれませんが、それがきっかけで依頼してくださることもありました。恥は捨てるべきだと思った出来事でしたね。

作品の世界観に入り込む

── サロンモデルをする上で難しいことや悩みはありますか?

 
栗坊
撮影や美容師さんの意図に合わせたポージングをする「タイミング」を見極めることがまだまだ難しいなって思います。ポーシング自体の技術を磨くのはもちろんで、自分なりに色々試すんですけど、例えば髪をかきあげるタイプのポージングをしてみた時に、それが上手くハマるイメージのときもあれば、美容師さんによっては、髪をかきあげることによって、多少なりとも髪が崩れちゃうので、それを嫌う方もいます。どこまで自分なりに表現に挑戦していったらいいのかを悩むことがありますね。

── 求めていないポージングをしても意味がないということですね。

 
栗坊
なので最近は、最初から顔に手を添えたりせず、表情とか角度だけで変えていくベーシックなポージングから始めるようにしています。撮影も進み、美容師さんもある程度満足した写真が撮れてくると、「ちょっと動いてポージングみようか」と言われることがあるので、それを言われるまで待ってみています。そこから、自分なりに表現に挑戦して経験を積ませてもらっています。

── 今までで印象に残った撮影はありますか?

 
栗坊
一度に様々なパターンで撮影することもあり、自分では普段しないヘアスタイルに仕上げてくださることもあります。この前お伺いした美容室では、担当の美容師さんに「色々試させてもらってもいいですか?」と言われて、それこそマネキンみたいにされて、様々なヘアスタイルを作ってくださいました。その自分の姿を鏡を見ているとなぜか楽しい気分になっちゃって、鏡の前で思いっきり変顔してみたりして遊んだり、とても楽しい撮影でした笑。

── サロンモデルをしていて楽しいと思う瞬間はどんな時ですか?

 
栗坊
作品の世界観に入り込める瞬間はなんともいえない楽しさを感じます。笑顔の写真とは違い、うつろな目をしたり、アンニュイなイメージを作るときは普段の生活ではしない表情になるので、意識的に顔を作るという部分で、ある種の世界観に入り込む感覚があります。役に入り込むという感じです。その瞬間はとても気持ちがよくサロンモデルをしていて楽しいなあと思える瞬間ですね。
 

 

おすすめの美容室

── 栗坊さんは「美容」に対して”こだわり”はありますか?

 
栗坊
私は美容に関しては、むちゃくちゃストイックだと自負をしていまして笑。もともとメイクが好きで、発売されるものはなるべく試して、練習に明け暮れて、youtubeとかコスメ記事とかを参考に色々学んだり、研究したりしていました。
その延長線上で、髪に対しても興味を持つようになったんですが、髪って一回切ってもらうと、中々変えられないじゃないですか?なのでよりストイックに磨きがかかり、ありとあらゆる情報を元に、美容室選びもすごく慎重になりました。手ぐしで髪の毛が引っかかっただけでストレスになったりもしますね笑。

── 美容室選びの際にポイントにしていることは何ですか?

 
栗坊
私は成果物というか、どれだけ居心地や雰囲気が良くても、仕上がりが思い通りのヘアスタイルにならないと残念な気持ちになります。髪の毛って一度施術をしてもらうと一ヶ月とか二ヶ月の間、その髪型と付き合っていくと思うので、美容室でのひと時よりも、自分のなりたい髪型になれるかを大切なのかなと思います。
口コミももちろん大事なんですけど、お客さんによっても同じものを提供しても受け取り方も違ってくると思いますので、なんとなくの参考にはしているけれど、スタイルの写真を見て、特にモデルさんが写っているものよりかは、実際に施術したお客さんの写真とかを参考にして、自分のなりたいヘアスタイルで探すようにしています!

── おすすめの美容室を教えてください。

 
栗坊
私はおすすめする美容室は、ALBUM(アルバム)です。ALBUM 原宿店の店長である桑原大貴さんをインスタグラムで知ったのが始まりです。最初に作品を見た時に”芸術作品だ”と感動して、「絶対やってもらいたい!」と思いました。そして実際にお願いしてみると、本当に素敵にしてもらえたんです。本当に大満足で、絶対リピートしようと思える美容師さんに出会うことができました。
そこからアルバムのファンになり、ALBUM 新宿店に勤めるプロデューサーのNOBUさんを知りました。NOBUさんも、たくさんの人数のお客さんを見てきて、担当してきているので、一目見るだけで自分には何が合うのかとか、同じスタイルでもこうカットしたほうがいいとか、全部一からプロデュースしてくれる、安心して任せられる存在です。
みなさんもぜひ行って見てください!

栗坊さんありがとうございました!