
「 サロンモデルをやっているけど、TVや雑誌の仕事もしてみたい 」
サロンモデルをしていると、美容室の撮影モデルに限らず、TVやCM、雑誌など幅広く活動したみたいと思う人も多いかと思います。
そもそもは、プロのモデルになりたくて、きっかけとしてサロンモデル活動から始めた人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、モデル・芸能事務所のシンフォニアさんに所属する砂川陽香(すながわひろか)さんに、「サロンモデルからプロのモデルになれるのか」と題して突撃インタビューしてきました!
これから活動の幅を広げたい、サロンモデルさん必見です!!

MODEL : 砂川陽香
サロンモデルをはじめ、TV出演、CM、雑誌撮影と様々なお仕事で活躍中。自身のモデル以外にもファッションイベントを主催、プロデュースするなどモデル業界全体を盛り上げている。
INSTAGRAM: @hirokattsunnnn
所属事務所: 株式会社シンフォニア
スタートはカットモデル
砂川
私の親は元ファッションデザイナーで、兄が読者モデルとして仕事をしていたのですが、その影響もあって自然とモデルの仕事に興味があり、中学生の頃に雑誌のモデルを務めたのが始まりです。
砂川
高校生の時に、普段行きつけにしていた美容室で担当の方に声をかけていただいたのが始まりです。最初は美容室内の撮影会で披露する用のカットモデルとして協力させていただきました。その撮影で撮ったお写真をいただき、facebookに載せると、それを見てくださった美容師さんから撮影依頼が少しずつ来るようになりました。
砂川
当時は今のように、マッチングサイトやアプリが普及していなかったのもありますし、サロンモデルというお仕事自体あまり知られていなくて、「無料でカット、カラー、パーマなどをしてくれるってなんてラッキーなんだ♪」て思ってました!笑
高校を卒業して春休みのシーズンになるとカラー、パーマも好きにできるようになったので、どんどん撮影をしていくようになりました。
美容師のイメージに私が合わせる
砂川
そうですね!高校の卒業後、原宿で今のモデル事務所の人からスカウトをされました。事務所では、様々な仕事を経験させていただいておりますが、読者モデルのスナップサイトを運営していて、その統括を任されました。なにか面白い企画ができないかと考え、モデルによるファッションショーを開催しました。スタッフ、モデル、ショーに衣装を貸してくれるデザイナーの方など、多くの方が参加してくださり、最終的に500人規模まで大きくなり、無事大成功を収めることができました。
砂川
美容室のお休みに合わせて撮影することが多いので、主に月、火曜日は予定が埋まっている状況ですね。少なくとも月で10件以上はお仕事させていただいています。人によって変わると思いますが私の場合、モデル事務所に所属はしていますが個人でのサロンモデル撮影もしています。事務所に入っているからといって、今までのサロンモデルのお仕事ができなくなるといったこともなくて、とても充実した活動をさせてもらっています。
砂川
これといった明らかな違いっていうのはないと思っています。確かにサロンモデルなら「髪」、ファッションモデルなら「服」というようにフォーカスするものは違ったとにしても、お客さん(サロンモデルなら美容師さん)がイメージする作品にどれだけ近づけれるかが大事だと思っていています。
なので、サロンモデル撮影の場合は、そのヘアスタイル、衣装やメイクがどういう雰囲気を意図しているのか、どういったイメージを伝えたいのかを必ず美容師さんに確認するようにしています。「自分を出す」というより、その作品がイメージしたい雰囲気に、私が合わせるということを強く意識しています。
きっかけとしてのサロンモデル
砂川
まずは練習として、自撮りをたくさんするといいと思います!撮影に慣れていないなら、自分でどんどん撮ってみるといいんです!私の持論ですが、自撮りが上手な人は絶対に本番の撮影でも上手く表情を作れる人だと思います!
あと私は昔、自分専用の「かわいいを集めたスクラップブック」みたいなものを作っていて、それを眺めていました笑。雑誌を見て、かわいいと思ったものはなんでも切り抜きし、スクラップブックに貼り付けるんです。それを眺めていくうちに、撮影時に「あのモデルさん、こういうポージングしていたな」とか表情が浮かんできて、上手く表現できたりします。今では雑誌に限らず、アプリやネットでかわいいものを見つけるとスクショをとって保存したりしています。かわいいと思ったものを集めるっていうのはすごくおすすめです!
砂川
例えば、まだ撮影をしたことがなくてカメラマンさんに撮ってもらった写真がない人は、とりあえず一枚撮影してもらってそれをネットにあげることで大きく変わってくると思います!私もそうでしたが、モデルを始めた頃に、行きつけの美容室で撮ってもらった写真を上げたことで依頼がぐっと増えてきました。最初は経験がないので、投資としてお金を払って、撮ってもらうっていうことでもいいと思います。行きつけの美容室があればそこで撮って欲しいと伝えるのもいいと思います。一枚でも魅力的な写真があると、全然変わってきます!
砂川
そうですね!あと、これはある程度撮影もしていくようになった人ですが、あまり頻繁にスタイルチェンジはしないほうがいいかもしれません。美容師さんなどがモデルを探されるときって、ロングといえばあの子、ショートだったらあの子、というようにレングスのイメージは強く残ると思うので、そのイメージのままいるっていうのは大きいと思います。サロンモデルに関わらず、撮影は季節の変わり目に向けて行われることが多いので、その都度思い出してくれるように、長さは変えずイメージを維持しておいたほうがいいです。最近の雑誌を見ていると、ボブだとこの子だよね、っていう人がやっぱりよくでていたりします。突出したかわいい子とかではないと、顔のイメージってあまり残らない気がするので、イメージの残りやすい髪のレングスはポイントです!
砂川
サロンモデルはいい意味でとても手軽さがあるものだと思っています。ヘアカタログ、ヘアショーのモデルなど、仕事内容もわかりやすくて学生の内だけの思い出づくりとしても、とても素敵だと思いますし、将来プロのモデルを目指す人にとっても、いいきっかけ、入り口にはぴったりだと思います。撮ってもらった写真をどこかの誰かに見てもらい、チャンスが訪れるといったこともあります!簡単に始められるので、ぜひ挑戦してみてください!
おすすめの美容室
砂川
私がいつもイメチェンをしたい思うときに行く美容室は、原宿にあるlalma mit 【ラルマミット】さんです!レングス変えたいと、スタイルチェンジをするときに定期的に通っています。担当してくださるミヤケさんは、 切りっぱなしボブがとても得意で絶対に納得のいく髪型にしてくれます。
あと普段使いでは、同じく原宿にあるALIVE【アライブ】さんもおすすめです!
ここはカラーが得意なお店なのですが、何年も通っている行きつけの美容室で、長年のおつきあいがある分細かいニュアンスが伝わる、なくてはならない美容室です。
行きつけの美容室は一つでなくてもいいと思います。利用用途によって使い分けるととてもいい思います!みなさんも素敵な行きつけの美容室を見つけてください!
いかがでしたでしょうか?
取材をしているとプロのモデルさん視点でのサロンモデルへの考え方や情熱が熱く伝わってきました。これからプロのモデルになりたい人にとって、サロンモデルはその一つのきっかけとしてぴったりだと教えてくれました。サロンモデルからプロモデルにはなれます!
ぜひみなさんも挑戦してください!
ヘアログは今後も砂川さんの活動を応援していきます。どうもありがとうございました。
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https://scout.hairlog.jp/